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敷地は岡山市の郊外で、市の再開発により道路も整備された閑静な住宅街。しかも南東の方角の山林によって、四季を感じる事ができる市内でも数少ないエリアです。設計にあったては、プラバシーを確保しつついかに、開放的な空間にするか、またそのような自然をいかに取り込むかを考えました。



開放的な空間にするため、家の真ん中に中庭を取り、周りに家からは見られないようにしています。また、わずかに高さの低いバスコトートの壁の向こうには、山林を眺める事もでき、自然を感じる事ができます。
1Fは、その中庭を中心に、LDKと水廻りと主寝室を配置し、長いアプローチを取りました。アポローチの側面には、間接照明にてフットライトを設けてあり、アプローチ正面のニッチと相まって、夜は幻想的な雰囲気を醸し出しています。寝室は、将来の事も考慮の上、1Fに設けてあり、玄関ホールからも直接アクセスできるようにしています。寝室に隣接して、専用のトイレがあり、中庭採用時の動線の長さをカバーしています。
アジアンテイストのインテリアにするため、居間には化粧の梁を配置し、床にはアンティークフローリングを採用。床材には、施主の強い思入れがあり、土足でも可能なようなものが良いという希望でした。そこで、オーストラリアで実際に使われていた枕木を使った節だらけのフローリングが採用されました。普通の既製品では、なし得ない圧倒的な存在感があり、この家の顔ともなっています。
キッチンは、シンプルに白い扉でI型のもので、背面には大型引き戸の収納を設けてあります。内部の棚は、全て可動棚になっており、収納物の大きさによって位置を自由に変更可能で、電子レンジや炊飯器なども内部で使えるようにコンセントも設けてあります。システムキッチンの収納などに比べはるかに安価に、収納を確保しています。
LDKを挟んで、洗面・バスが配置され、渡り廊下に階段があります。階段下に洗濯機スペースがり、サニタリー空間をすっきりと見せるのに役立っています。またペットの猫専用のトイレも階段下にあり、換気扇を付ける事によって、匂いが出るのを防いでいます。洗面台は、バリ島で多く使われている石に近いグリーンタイルで造られ、大きなガラスにより、バスコートまで一体の空間となっています。夜には、好きなジャズを聴きながら入浴できるよう、スピーカーが設置されています。
階段を上がるとすぐに、書斎があり、その南側の窓からは山を見ることができ、1Fとは全く違った雰囲気を味わうことが可能です。また子供部屋は、広いルーフバルコニーを併設し、オープンカフェ気分を味わえる部屋と60年代のアメリカの雑貨店をモチーフにした部屋など個性に合わせたプランになっています。