空間は設計者が創り、スペースは利用者が作る

2012/09/13(木) 2019年4月まで

建築家、槇文彦氏の講演会に行ってきました。

市内の設計事務所の方がたくさん来ていましたが、残念ながら工務店の方は・・・少なかったです。

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話の内容は、当時のエピソードを交え、過去の作品を紹介する、というものでしたが、最後に

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『空間は設計者が創り、スペースは利用者(入居者)が作る。』

「いくら設計者が良い空間を提案しても、そのイメージ通りに使われなければ建物は活きてこない。」

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ということをおっしゃっていました。

ここだけ聞くと、建築家や設計者っていうのは自己満足で傲慢な生き物だなあ、と感じてしまう人もいると思いますが、実は、

『利用者の建物に対する考え方や部屋の使い方を、設計者がしっかり把握できていると、

また、設計者の考えや、プランの設計意図を理解してもらっていると、

イメージ通りに使ってもらえるし、本当に良い空間を提供することができる』

ということなんです。

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海外を中心に公共建築物や大学のキャンパスなどを多く手掛けている方で、

私の仕事とは、規模も構造も全く違う分野の方のお話でしたが、

このような世界的に権威のある方でも

「お客様と話をする時間をしっかりととり、互いに理解する」という基本的なことを

とても大切にしているようです。

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写真は日中行った抽選会での箱。

2つの当たりを12社で競うものでしたが。。。外れでした・・・

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