ここが知りたい!

2014/07/10(木) 2019年4月まで

先週末の完成見学会の時にお客様からご質問がありました。

鉄板の屋根って暑くないの?
どんな納りになってるの?


鉄板といっても正式にはガルバリウム鋼板です。_dsc9185
ガルバリウム 鋼板とは、アルミと亜鉛で鉄を守ることにより生まれた耐久性に優れた鋼板です。一般的な鋼板と比べて耐久性、耐食性に優れ、加工しやすく錆びにくいといった特徴があります。また、緩勾配の屋根にも対応できるためデザイン性も良く、屋根裏空間が無駄なく計画できるのも良い点です。瓦と比べるとずいぶんと軽量なので構造的な負担も軽くなります。
そんな理由から当社では多くの物件(90%程でしょうか・・・)がこのガルバリウム鋼板葺きで屋根を施工させていただいています。

ただ、今回お客様からご質問のあった「暑くないの?」という疑問・・・
一般的にガルバリウムは、トタンと同じぐらい薄く、夏の太陽の熱を直接受け、ガルバリウム鋼板の表面温度は、70度以上にもなると言われます。当然、何の断熱も施さなければ小屋裏、天井も暑くなります。
当社が採用しいている屋根材は原板のガルバリウム鋼板に耐候性、耐遮性、耐汚染性に優れた塗膜を施しており、カラーリングも豊富なのでその選択によってもかなり表面温度は変わってくると思います。

当社では別図のように、断熱シート+屋根断熱 を施工し、垂木部分で通気層もとっているので屋根面から伝わる熱を和らげています。Photo_2

Dscf0145_4屋根材一つにしても、どのよう観点からその材料を選択していくのか、瓦がいいのか、ガルバがいいのか、それぞれの材料の特性を把握し、しっかり検討したいものです。