断熱工事

2019/11/30(土) 日記

進行中の現場で断熱工事を行いました。

頭からビニール袋をすっぽりかぶって完全防備の職人さんに対し、丸腰の私。

あんまり近づくとスマホの画面やメガネがザラザラになるのは分かっているのですが、中に入ると不思議と気にならず、外に出ていつも後悔します。

見ていて面白い作業なのでついつい近くに寄ってしまうんですね。

この断熱材、現場でモコモコと吹き付けますので断熱性能はもちろん、部材どおしを繋いでいるボルトの穴や、床と壁の取り合い部分など、穴という穴、隙間という隙間に入り込んでいくので気密性も非常に高い家が出来上がります。

断熱性と気密性が高くなると、暖かい部屋は冷めにくく、涼しくなった部屋は暑くなりにくい、気持ちのよい部屋ができる。というわけです。

壁の中に施工するので、柱部分や梁の部分に断熱材は入りませんが、構造材である木材自体も実はかなりの断熱性能を持っています(コンクリートの12倍とも15倍とも)ので、柱間の施工のみでしっかりとした性能を確保することができるんです。

 

上の写真、中央に断熱材の塊が見えますが、実はこの塊の中に、右側の木材を貫通してボルトが屋外に向けて入っているんです。

外から内に貫通した金物があると『熱橋(ねっきょう)』という熱が出入りしやすい弱点になるのですが、こういったところも現場吹き付けだからこそ断熱ができる、というのも利点のひとつですね。

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